生姜の成分 ジンゲロール

生姜は、美容や健康にいいということで、古くから注目されています。

生姜を食べると、ぴりっとした辛さを感じると思いまが、 この辛み成分を構成しているのが、ジンゲロールと呼ばれるものです。

このジンゲロールが血行促進作用や殺菌作用などの、 様々な健康効果を生み出しているのです。

吐き気を抑える効能

ジンゲロールには、血行を促進する作用の他、 吐き気を抑える効能もあるとされています。

吐き気というのは、セロトニンという神経伝達物質の働きで、 胃腸が大きく亢進することで生じる現象です。

ジンゲロールには、このセロトニンの働きを抑える効果があるとされています。

強い殺菌作用

ジンゲロールが加熱されると、ショウガオールという成分に変わります。 このショウガオールには、強い殺菌作用があります。

体内で細菌が繁殖することを防ぐので、 風邪にかかりにくくする効果を期待することができます。

またショウガオールには、活性酸素を除去する効果もありますので、 アンチエイジング効果も期待されます。

がん細胞の増殖を抑制

またショウガオールのもっている殺菌作用ですが、 がん細胞の増殖を抑制する作用があるのではないかといわれています。

将来的にがんの治療などにも活用することができるようになるかもしれません。

がん治療は、かなりの進化を見せていますが、まだ万能ではないので、 ショウガオールのような効能を持っている成分は、注目を集めます。

中枢神経系の興奮を鎮める

さらにショウガオールには、一種のアロマ的な効果もあります。

ショウガオールには、中枢神経系の興奮を鎮める効果があるので、 リラックスしたいときに、生姜を食べるのもいいかもしれません。